保険関係

【医療機関コード】医療機関コードの検索方法・番号の意味を徹底解説

医療機関コード

Mr.T
こんにちは。Mr.Tです。
今回は医療機関コードの検索方法・番号の意味についてです。

 

医療機関コード。  

薬局にとって医療機関コードは重要です。

医療機関コードがわからないとレセプトを送ることができません。

処方箋に必ず記載されていますが、時々記載されていないことがあります。

このような時はどうすればいいのでしょうか?

また、そもそも医療機関コードはなぜ存在するのでしょうか?

今回は医療機関コードの検索方法・番号の意味について説明します。

 

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医療機関コードとは?

医療機関コードとは、医療機関ごとに付与された10桁の数字のことです。

ただの数字の羅列ではなく、一つ一つの数字に意味があります。

医療機関ごとに付与されるので、違う病院なのに同じ医療機関コードになるということはありません。

住所みたいなものですね。

医療機関コードから医療機関を特定できるようになっています。

 

医療機関コード・表

 

医療機関コードの目的

なぜわざわざ一つ一つの医療機関に番号を振り与えるのでしょうか?

医療機関は増減するので振り与える方も面倒ですよね。

しかし、医療機関コードがないと色々と支障が出るためにわざわざ振り分けているのです。

同じ名称の医療機関の区別

例えば「鈴木病院」という病院があるとしましょう。

全国にどれだけの鈴木病院が存在するでしょうか?

ただ単に鈴木病院といっても一つに対象を絞ることは不可能です。

しかし、医療機関コードがあれば一発で目的とする鈴木病院の特定が可能になります。

レセプトで使用

薬局では病院から出された処方箋を基に調剤をします。

調剤したデータをまとめ、レセプトを作成して審査機関に提出します。

審査機関では病院が提出したレセプトと薬局が提出したレセプトをチェックします。

このチェックを「突合」と言います。

病院が出した処方を薬局で間違いなく調剤したかをチェックするのです。

この時にも医療機関コードが活躍します。

番号が無ければ名称だけで判断しなくてはならず、似たような名前の医療機関がたくさんあるので判別するのが不可能ですよね。

医療機関コードは各医療機関に一つ必ず付与されているので、突合時にこの病院とこの薬局が関与していると瞬時に判断することができるのです。 

 

各コードの意味

医療機関コードは10桁の数字で構成されていますが、適当に数字を振っているわけではありません。

数字ごとにきちんと意味を持っています。

この意味を理解していればどこの県、市の医療機関かなどが瞬時にわかります。

以下、各コードの意味を説明していきます。  

例として東京大学医学部附属病院の医療機関コードを見てみましょう。

医療機関コード:1318814790

左側、桁が大きい数字の方から説明します。

都道府県番号(2桁)

医療機関コード左の2桁は、都道府県番号が入ります。

自分の出身県、現在住んでいる県の番号はわかると思いますが、それ以外の県の番号はわからないですよね。

北海道は1、東京は13、沖縄は47です。  

例の医療機関コードを見てみると

1318814790  

"13"なので、東京にあるということがわかります。  

47都道府県すべてに番号が振られているので、番号を見ればどの都道府県の医療機関なのかが判断できます。

都道府県の番号一覧

都道府県名番号都道府県名番号
北海道1滋賀県25
青森県2京都府26
岩手県3大阪府27
宮城県4兵庫県28
秋田県5奈良県29
山形県6和歌山県30
福島県7鳥取県31
茨城県8島根県32
栃木県9岡山県33
群馬県10広島県34
埼玉県11山口県35
千葉県12徳島県36
東京都13香川県37
神奈川県14愛媛県38
新潟県15高知県39
富山県16福岡県40
石川県17佐賀県41
福井県18長崎県42
山梨県19熊本県43
長野県20大分県44
岐阜県21宮崎県45
静岡県22鹿児島県46
愛知県23沖縄県47
三重県24  

点数表番号(1桁)

医療機関コードの左から3桁目には、点数表番号が入ります。

点数表番号は種別ごとに振られた番号が入り、医科は1、歯科は3、調剤は4などと点数表の区分ごとに番号が決められています。

 

ポイント

  • 医科:1
  • 歯科:3
  • 調剤:4
  • 訪問看護ステーション:6 
  • 助産所:0  

 

医療機関コードの左から3桁目をみれば、医科なのか歯科なのか、薬局なのかがわかるようになっているのですね。  

同じ病院内でも医科と歯科は異なる番号が付与されています。

レセプトでは、同じ病院内でも違う病院と区別されるのです。

薬局では処方箋の受付回数に関与してくるのでしっかりと理解しておきましょう。  

 

処方箋の受付回数に関する記事はこちらから

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例の医療機関コードを見てみると

1318814790  

1”なので「医科」であることがわかります。    

郡市区番号(2桁)

医療機関コード左から4と5桁目は、郡市区ごとに振られた番号が入ります。    

最初に説明した都道府県番号の地区バージョンですね。

地域ごとに番号が振られているので、医療機関コードの4、5桁目の番号を見れば都道府県の中でどの地域にあるかがわかります。  

例の医療機関コードを見てみると

1318814790  

88”の部分が地域を表しています。        

医療機関等番号(4桁)

医療機関コード左から6~9桁目は、各医療機関に振られた番号が入ります。

番号によっては他の医療機関と被ることがありますが、都道府県番号(2桁)と郡市区番号(2桁)で区別できるので、特に被っても問題ありません。  

例の医療機関コードを見てみると

1318814790  

1479”の部分ですね。    

検証番号(1桁)

医療機関コードの下1桁は、検証番号が入ります。  

検証番号は別名チェックデジットと呼ばれ、番号の記載や入力誤りをチェックするためにつけられた番号です。

決められた計算式ではじき出され、データが正しいかを確認できます。

 

薬局で注意すること

医療機関コードの変更

基本的に医療機関コードは変わりませんが、変わる場合があります。

どんな場合に変わるのかを確認しておきましょう。  

開設者や組織の変更

開設者や組織が変更になった場合は医療機関コードが変わります。

病院側にどんな事情があるか知りませんが、開設者や組織が変更になった場合は医療機関コードも変更になるのです。

病院の名前が変わっていることもあります。

医療法人~病院、~会~病院など、頭に何かしらついている病院が多いです。

医療機関の移転

病院のスタッフや医療体制が変わらなくても、病院が移転すると医療機関コードは変わります。

新しい場所に移転して、もっと施設を大きくするなどはよくあることです。    

医療機関コードが変わっても患者さんに影響はありません。

調剤にも影響はありませんが、一番困るのがレセコン入力やレセプトです。 

レセコンで注意すべきこと

古い医療機関コードに上書きをしてはダメ

医療機関コードが変更になるということは、レセコン上では新しい病院を追加するということです。

病院の医療機関コード、医師、診療科などを一から入力し直さなければなりません。

 

前まで使っていた医療機関コードを新しいものに上書きすればいいんじゃないの?

 

と思いますが、これはダメです。

以前まで使っていた医療機関コードに上書きしてしまうと、返戻が来た時に困ります。

例えば10月に医療機関コードが変更になって上書きをしてしまうと、10月以前に調剤した処方箋もすべて新しい医療機関コードにさしかわってしまうことになります。

過去の7月分の返戻が来たら、過去の医療機関コードで提出しなければなりません。

レセコン上では、あくまで同じ病院でも医療機関コードが変更になると別の病院という認識です。

 

処方箋に医療機関コードが記載されていなければどうする?

変更したばかりだと処方箋に医療機関コードが記載されていないことが多いです。

申請中でまだ新しい医療機関コードが届いていないのでしょう。

医療機関コードがわからないと処方入力ができません。

さぁ、どうしましょう?  

 

はてな

①以前の医療機関コードで取り敢えず入力する
②仮の医療機関コードを作る

 

Mr.Tは①を採用しています。

取り敢えず以前の医療機関コードで入力しておいて、医療機関コードが判明した時点で入力し直します。

②でも問題ないのですが、仮の医療機関コードを作るということは新しい病院を登録しなければなりません。

病院名、医師、診療科を忙しい時間帯にゼロから入力するのは面倒だし、ミスにつながるのでこちらは採用していません。

医療機関コードが判明し、該当する処方箋を入力し直すときは圧倒的に②の方が楽なのですが、入力時のミスの可能性を考えると①を採用しています。

 

医療機関コードがわからない時はどうする?

医療機関コードがわからないとレセコン入力、レセプト請求ができません。

レセコン入力は上記で説明した通り、以前の医療機関コードで入力したり、仮の医療機関コードで入力することでその場をなんとか解決できますが、レセプト請求ではそうはいきません。

医療機関コードを入力しないとレセプト請求ができないようになっているのです。

何とかレセプト請求までに医療機関コードを入力しなければならないのですが、どうすればいいのでしょうか?

病院に直接電話で聞く

これが一番手っ取り早いです。

医療機関コードが記載されていない理由はわかりません。

入力ミス、コードの変更など、処方箋を見ただけでは判断がつかないのです。

直接病院に電話して聞いた方が理由もわかり、仮にまだ新しい医療機関コードが届いていないのであればいつ頃届くのか、どのように確認すればいいのかも電話ですぐに確認できます。

ネットで検索

「まろん医療機関情報」というサイトがあります。

こちらから医療機関コードを検索することができます。

 

メモ

  1. 医療機関名から検索
  2. 医療機関コードから検索
  3. 開設者名から検索
  4. 管理者名から検索  

 

4つの項目があります。

1と2をMr.Tは使う頻度が多いです。

しかし、医療機関コードが変更になった場合は、まだネット上では新しい情報に更新されていない場合もあるので注意しましょう。 

 

レセプト請求で注意すべきこと

何度も記述した通り、医療機関コードが変更になった場合はレセコン、レセプト上では新しい病院と認識されます。

レセプト請求時に以前の医療機関コードで入力すると請求することができません。

医療機関コードが変更になった場合は必ず該当する処方箋の入力を見直し、間違いなく新しい医療機関コードになっていることを確認しましょう。

いつから変更になったかも必ず確認しておきましょう。

大抵は月の初めから変更になることが多いのですが、月の途中で変更になることもあります。

例えば15日から変更になるとすると、1日~14日までは旧コード、15日からは新コードで入力、提出をします。

同じ病院なのにも関わらず2つ分作成しなければなりません。

まぁ、レセコンが勝手に作成してくれるのですが、何日から変更になると理解していなければレセプト提出時に混乱をきたすので注意しましょう。 

 

まとめ

医療機関コードについて説明してきました。

ただの数字の羅列ではないことがおわかり頂けたでしょうか。

各数字に意味があり、レセコン、レセプト入力に非常に重要なものであるとわかっていれば十分だと思います。

各数字の細かい意味は別に覚えなくても構いません。

重要なのは

 

注意ポイント

  • レセコン入力、レセプトで非常に重要な意味をもつということ 
  • 変更になった場合にどのような対処をすればいいかということ
  • 医療機関コードの調べ方を理解しておくこと

 

これぐらいで構わないと思います。

今回説明したことを頭に入れて処方箋の医療機関コードを見てみると、今までと違った見方ができると思いますよ。    

 

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以下の記事もご覧ください。

 

 

 

参考文献:Microsoft Word - 02_別紙21_医療機関等コードの入力規則 (mhlw.go.jp)

 

 

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