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薬局・ドラッグストアでの血液検査の料金や流れについて徹底解説

2021/5/24(月)

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Mr.T

こんにちは。Mr.Tです。
今回は薬局・ドラッグストアでの血液検査の流れ・方法ついてです。

 

薬局での血液検査。  

 

薬局は薬を貰うだけのところという認識がある人が多いと思います。

 

最近の薬局は栄養指導、OTC(市販薬)の品ぞろえの豊富さ、健康相談など、様々なことに取り組んでいます。

その一つとして血液検査の実施があります。

 

病院で行う本格的なものではなく、検査できる項目も限られてしまうのですが、気軽にできてすぐに結果がでるので利用する人も多いです。  

今回は薬局での血液検査の流れ・方法について説明していきます。  

 

なお、現在Mr.Tの薬局では「cobas b 101」という機械を使っているので、cobas b 101での流れを説明していきます。

 

検査項目

  • HbA1c 
  • 脂質   

 

以上の2項目です。

脂質の検査では

 

  • HDL-C(善玉コレステロール)
  • LDL-C(悪玉コレステロール)
  • TG(中性脂肪)

 

の3項目を検査することができます。  

 

値段は?

Mr.Tの薬局ではHbA1c、脂質、どちらとも1回500円です。

2つ行う場合は1回1000円で行うことができます。

 

時間は?

HbA1cは準備から検査結果までスムーズにいくと10分程度

脂質は15分程度です。

脂質の方が少し時間がかかります。

 

また、血液の量が少なかったり、気温によっても機械に影響が出るので時間は変わってきます。

 

血液検査の流れ

  1. 問診票の記入
  2. 手洗い
  3. アルコール消毒
  4. 穿刺
  5. 採血
  6. 測定
  7. 検査結果のお渡し  

 

この流れになります。

項目ごとに詳しく見ていきます。 

用意するもの
(測定ディスク・消毒用アルコール・針)

 

step
1
問診票の記入

問診票の記入を行います。

血液関係の疾患を持っている人、バイアスピリンなどの血液サラサラ関係の薬を飲んでいる人は原則お断りしています。

穿刺で血が止まらなくなる可能性もあるので。

何かあった場合に病院ではないので対処ができません。

 

step
2
手洗い

石鹸で良く手を洗います。

指先で穿刺をして採血するので、穿刺する前に何か他の物を触っていると検査結果に影響してしまいます。

良く手を洗い、良く拭き、良く乾燥させましょう。

ハンドクリームや一部の石鹸などには脂質性物質であるグリセロールが含まれている為、残留しているとトリグリセライドの偽高値を引き起こす場合があります。 

 

step
3
アルコール消毒

穿刺する場所をアルコール消毒します。

アルコールにアレルギー等がある人は早めに申告しましょう。

穿刺する場所は利き手ではないほうの中指か薬指をオススメしています。

 

step
4
穿刺

針を使って自分の指先に穿刺をします。

ここで注意なのですが、薬剤師は穿刺を手伝うことができません。

法律で決まっているので、穿刺は自分で行ってもらいます。

針を刺すのが怖いのはわかるのですが、怖くてどうしてもできないという人は検査をすることができません。

写真の紫色の針を指に押し付けてボタンを押すだけなのですが、やはり最初は怖いと思います。

しかし、慣れてくると非常に簡単です。

痛みもありますが、チクっとする程度でそこまで痛くありません。

血が出にくいという人は針の長さが長いものもあるので、最初に言っておくとスムーズに進みます。

 

 

step
5
採血

ディスクを使って採血をします。

ディスクを水平にし、吸引ポイントを自分の血液に触れさせるだけでディスクが勝手に吸引してくれます。

慣れればそこまで難しくないです。

 

 

HbA1cは少量の血で検査できるので簡単なのですが、脂質は多めの血が必要なので血の量が少ないと採決に苦労します。

モタモタしていると血が固まってしまい、検査ができなくなってしまいます。

青色で囲まれた領域が血液で完全に満たされればOKです。

 

 

完全に満たされていなければ、血液不足で測定できない可能性があります。  

必要な血液はHbA1cであれば2μg以上、脂質であれば19μg以上です。

 

 

採血し終わったら絆創膏を貼って血を止めます。

 

step
6
測定

機械に入れて測定します。

HbA1cは5~7分程度、脂質は7~10分程度で測定できます。 

 

step
7
検査結果のお渡し  

検査結果を紙でお渡しして終了です。  

 

注意事項

  • 血液疾患を持っている方、血液関係の薬を飲んでいる方は検査できない  
  • 良く手を洗い、良く乾かさないと正確な数値が出ない
  • 自分で穿刺ができない場合は検査できない
  • 血の量が足りない場合は検査できない 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

薬局での血液検査は昔より浸透してきましたが、まだまだ検査したことが無い、あるいは検査を行っていることを知らない人も多いのではないでしょうか?

 

Mr.Tの薬局はチェーンのドラッグストアですが、今回紹介したcobasの血液検査を行っている店舗は非常に少ないです。

隣の市からわざわざ検査をするためにやってくる人もいます。

気軽にでき、操作も簡単なので興味がある人はぜひやってみて下さい。 

 

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Mr.T
以下の記事もご覧ください。

 

参考文献:

  1. cobas b 101 説明書
  2. https://diagnostics.roche.com/jp/ja/home.html

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