ドラッグストアの棚替えの方法・メリット・デメリットについて徹底解説

ドラッグストア棚替え

 
こんにちは。Mr.Tです。
今回はドラッグストアの棚替えについてです。
 

ドラッグストアの棚替え。

ドラッグストアの仕事の一つに棚替えという仕事があります。  

棚替えとは、陳列棚の商品を入れ替えたり、並び替えたりすることです。  

「いつもあるところに商品が無い!」  

というときは、棚替えをした可能性が高いです。

今回はドラッグストアの棚替えについて説明していきます。

 

棚替えの目的

棚替えは非常に手間と時間がかかる仕事です。

なぜ棚替えをしなければいけないのでしょうか?

棚替えをする目的を以下に挙げます。

 


  • お客さんの需要や要望に応える
  • 新商品の展開やリニューアル商品の変更 
  • 季節にあった商品を提供
  • 店舗内の雰囲気を変え、新鮮味を出す
  • 売上アップを狙う

 

棚替えをしないといつまでも古い商品が棚に残っていることになります。

商品はどんどんリニューアルし、新商品も入ってきます。

テレビで新商品のCMがやっていたのに商品が無い、または古い商品が残っていたらお客さんの需要を満たせず、満足してもらうことができなくなってしまいます。

また、季節によっても棚替えを行います。

個人的にMr.TはOTC(市販薬)の棚替えで面倒なカテゴリーは皮膚薬目薬だと感じています。

この2つのカテゴリーは季節によってガラッと変わります。

例えば皮膚薬だと夏には水虫の薬がよく売れるので、水虫の薬がお客さんの目に届きやすいように上段へ、保湿剤などは下段へ展開します。

冬は逆に保湿剤の方がよく売れるので保湿剤と水虫の薬が逆の位置になります。

目薬だと、夏はものもらいなどに対する抗菌剤が上段、春や秋はアレルギーの薬が上段に来るなど、見た目や雰囲気がガラッと変わります。

季節に合わせてお客さんのニーズに応えるように棚替えをしていきます。

 

棚替えはいつ行う?

新商品やリニューアル商品などが発売されたらその都度棚替えを行います。

「棚の商品一気にすべてリニューアル!」とかは無いので、変更があった商品のみ入れ替えを行えばいいのでそこまで大変ではありません。  

大規模な棚替えは春と秋の年に2回です。

上記でも述べた通り、季節によって売れる商品が異なります。

季節に合わせた売り場づくりをするために棚替えを行います。

商品や並べる位置が大幅に変わるのでかなり大変です。

売り場には大きく分けて「定番」と「プロモーション」と呼ばれる売り場があります。

定番は年間を通して陳列する商品のカテゴリーが変わりません。

店舗の天井を見ると、「1.胃薬」、「2.鎮痛薬」などと看板みたいなものが吊り下げられているのでわかりやすいと思います。

定番の売り場は年に2回大きな棚替えがあります。    

プロモーションは販売したい商品を陳列する売り場です。

店舗や会社で特に力を入れて販売したい商品を陳列します。

プロモーションの売り場はお客さんが目につきやすい場所に設置します。

例えば店舗の入り口の目の前など。

お客さんの導線にあわせてプロモーションの売り場を作成、陳列します。

プロモーションは年に2回だけでなく、季節や商品の展開に合わせて棚替えをするので年に何度も棚替えをしなければなりません。

季節の変わり目、コンクールなど、棚替えの頻度はかなり高いです。

 

ドラッグストアのコンクールについての記事はこちらから

 

棚替えのメリット

棚替えの目的と被りますが、棚替えのメリットを以下に挙げてみます。  

 


  • お客さんの需要や要望に応えることができる
  • 新商品の展開やリニューアル商品の変更
  • 季節にあった商品を提供できる
  • 店舗内の雰囲気が変わり、新鮮味が出る
  • 売上アップに繋がる
  • 売れている商品、売れていない商品がわかる 
  • 棚の掃除ができる

 

目的とほとんど被ってしまっていますが、以上に挙げた項目以外にも様々なメリットがあると思います。

実際に棚にあるすべての商品を手に取る機会は棚替えぐらいだと思います。

ずっと置いてある商品は人気があるから置いてある、すぐにカットになってしまう商品は人気がないからカットになるのです。

棚替えをすることでどのような商品が売れているのかがわかるようになります。

 

棚替えのデメリット

棚替えはメリットが多いですが、もちろんデメリットもあります。

 


  • 商品の位置が変わることで探す手間がかかる 
  • 手間と時間がかかる
  • 棚替え中はお客さんの邪魔になる

 

商品の位置が変わることによって、店員もお客さんも自分が目的としている商品を探すことに時間がかかってしまいます。

カットの商品であれば、売り場に無いのにもかかわらず探してしまうこともあるので要注意です。

また、棚替えは商品の変更が多いほど時間がかかります。

商品を一度棚からすべて出して入れ直すという作業もあるので、スピーディーにやらないとお客さんの邪魔になり、お客さんも目的の商品を購入できません。  

棚替えはメリットの方が大きいのですが、手間と時間がかかる仕事です。

行う仕事自体は簡単なのでスピーディーに行えるようにしましょう。 

 

棚替えは計画的に

棚替えの時期が近づいてくるとスケジュール表が添付されてきます。

いつ指示書がアップされるのか、いつまでに棚替えを行えばいいのか。

あくまで目安ですが、棚替えをするカテゴリーが多いので、計画的に行わないとどんどんノルマが増えてしまいます。

自分で計画を立て、準備をしてから行うようにしましょう。

準備

棚替え当日までにカット商品の在庫を減らします。

棚替えで新しい商品を入れる為にカットする商品が出てくるのですが、カットするのにも関わらず発注をしたり、いつまでも在庫を持って取っておく理由はありません。

店舗や会社によってどのような処理をするかは変わってきますが、半額や返品などをして在庫を減らす工夫をしましょう。

カット予定の商品には誰が見てもわかるように棚札の色を変えたり、目印をつけておくとよいでしょう。        

実施

指示書を見ながら商品の入れ替えをします。

ここで注意なのですが、初心者は指示書と棚替えをする現在の棚を穴が開くほど見ましょう。

何も考えずにいきなり棚替えをすると確実に後で厄介なことになります。

よくやるミスとして以下のようなものがあります。

 


  • 商品の確認をきちんとしていなく、わけがわからなくなった 
  • 棚にきちんと商品が入らない、収まらない
  • 段(棚板)の数を間違える
  • 段(棚板)の高さが足りず、商品が入らない
  • 段(棚板)の高さが適切でなく、見栄えが悪い 

 

ドラッグストアには似たような商品がたくさんあります。

注意して見ないと全部同じように見えて、パニックになります。

また、計画的に陳列しないと商品がきちんと入らなかったり、見栄えが悪くなってしまいます。

段(棚板)の数を間違えると最悪です。

前回は5段だったのに4段(6段など)に変わっていた…

よくあることです。

きちんと確認してから行わないと以上のような問題が起きます。

慣れるまでは注意深く指示書と現在の棚の状況を見比べましょう。  

また、棚替えをしているときはお客さんが棚に近づけなくなってしまいます。

なるべくお客さんの邪魔にならないように、素早く丁寧に行うようにしましょう。

お客さんがあまり来店しない時間帯を狙って行うのが賢い選択です。

お客さんが多い時間帯だとお客さんの購入機会を奪うのはもちろん、店員がお客さんに話しかけられて接客に時間を取られてしまうため、非効率的です。

確認

完成した棚を指示書ともう一度見比べます。

商品の陳列が間違っていないか、見栄えはどうか、お客さんが分かりやすいような陳列になっているかを確認します。 

カット商品の処理

カットした商品の在庫があった場合、どのように処理するのかを店舗で相談しましょう。

半額で売る、返品、廃棄などの様々な方法があります。

新商品の発注など

新商品が手元にあれば新しく陳列し直せばいいのですが、棚替えをしたときにまだ新商品がない時があります。

忘れずに発注をしましょう。

穴だらけで見栄えが悪く、欠品扱いになり、お客さんにも迷惑をかけてしまいます。

 

Mr.Tの棚替え

Mr.Tは以下の順番で棚替えを行っています。


  1. 指示書と棚をよく見る(特に棚板の数(段数)には要注意)
  2. 新商品の準備、棚札を作成
  3. カット商品、値札を売り場から撤去
  4. 段数を見ながら、棚板が固定されている一番下から行う
  5. 一番上の棚板が固定されていれば一番上を、されていなければ下から順番に棚板(上下)の間隔に気をつけながら行う 
  6. 商品(左右)や棚板(上下)の間隔を調節する(棚板は一度固定すると外して付け替えるのが面倒なので注意)
  7. 棚札を設置、新商品の発注

 

基本的には指示書通りに作りますが、店舗によって売れている商品が違います。

そこは工夫して、自己判断でカットしないで棚に組み込むなどをしています。

売れている商品をわざわざカットする理由はないので。

何度も繰り返し行って経験を積み、自分がやりやすい方法を見つけましょう。

この商品があっちへ行き、この商品がこっちへ来て… などのパズル要素が強いのが棚替えです。

あまり変更が無ければすぐに終わりますが、冒頭でも説明した通り、季節によって配置が変更になる棚替えはとても大変です。

指示書に完成図がありますが、きちんと指示書通りに行っているのにも関わらずうまくいかない時もあります。

初心者は自分なりの完成図をイメージしてから行うようにしましょう。

また、一人薬剤師で処方箋の枚数が少ない店舗だと調剤だけではなく、OTCの棚替えもしなければなりません。

棚替えをしている間に患者さんが来てしまうと、もちろん調剤に移ります。

その間、棚替えは中断しなければなりません。

患者さんがいつくるか完全な予測を立てるのは難しいので、なかなか調剤をやりながら棚替えの計画を立ててその通り実行するのは難しいです。

いつもは暇なのに棚替えを行っているときに限って処方箋が来てしまう…

あるあるだと思います。

 

一人薬剤師についての記事はこちらから

 

まとめ

棚替えはドラッグストアに限らず、スーパーやコンビニなどの「モノ」を売る店舗ではどこでも行われます。

業者にやってもらう会社もありますが、社員がやる会社もあるので、できて損はありません。

最初は難しいですが、慣れてしまえばそこまで難しい仕事ではありません。

しかし、慣れてくると指示書通りに作るだけでなく、自分なりのオリジナリティを出す売り場を作ることが要求されます。

あくまで指示書は全店舗共通のものとして、店舗独自に売れる商品までは考慮していません。

客層によっても売れる商品は違ってきます。

近くに大学などがあり、学生が多く来る店舗ではカラコンがよく売れるでしょう。

逆に学生が少なく、高齢者が多い店舗にカラコンの売り場をたくさん作り、一生懸命素晴らしい売り場を作っても売り上げに繋がりません。

ただの自己満足になります。

ただ単に指示書通りに作るのであればバイトでもできます。

常に先を見ながら考えて働かないと、棚替えという簡単な仕事でも他の人に差をつけられてしまいます。

会社によっては「個人の考えはいらない、指示通りにやれ」という方針もありますが、自分のオリジナリティを発揮できない職場はつまらないと思いますし、他の会社に行っても通用しないと思います。

常に自分のアイデアや発想力というのは磨いていた方がいいと思います。    

 

「ドラッグストア」の関連記事

  1. 【処方箋枚数UP】薬剤師必見! 処方箋枚数を増やす方法について徹底解説
  2. 【薬局・処方箋受付】失敗すると大惨事! ドラッグストアの処方箋受付の注意点について
  3. 【P/L(損益計算書)】数字って難しい? ドラッグストアのP/Lの見方について徹底解説
  4. 思ってたんと違う! ドラッグストアを退職する人たちの理由について考えてみた~中途編~
  5. 育てても取られていく… ドラッグストアの教育の現状についての個人的見解

 

『調剤事務』、『登録販売者』の資格取得はヒューマンの通信講座*たのまながオススメ。

ヒューマンの通信講座*たのまな『医療事務』
ヒューマンの通信講座*たのまな『登録販売士』

資料請求は無料です。