医薬品

抗生物質の副作用で下痢がひどい… 抗生物質での副作用の対処法について徹底解説

2021/1/14(木)

 
こんにちは。Mr.Tです。
今回は抗生物質と副作用についてです。
 

抗生物質と副作用。

抗生物質は様々な病院で処方されます。

細菌感染はもちろん、ケガや手術をしたとき、歯の治療やかぜをひいたときの二次感染予防にも処方されることがあります。

抗生物質を処方されたときに薬剤師からは

「出された日数分、すべて飲み切るように」

と、指導を受けたことがある人が多いのではないでしょうか?

抗生物質で一番出やすい副作用は下痢です。

下痢が続いても抗生物質をすべて飲み切らないといけないのでしょうか?

今回は抗生物質と下痢について説明していきたいと思います。

 

下痢程度で服用は中止しない

抗生物質は感染が起きている原因菌に作用しますが、腸内の細菌にも作用してしまい、腸内環境のバランスを崩してしまうため下痢が生じます。

下痢が出てしまったからと言って、基本は抗生物質の服用は中止しません。

服用を中止したときのデメリットの方が大きいからです。


  • 感染に対する治療が完了しない
  • 耐性菌が出現する可能性がある 

 

以上のデメリットがあるため、基本的には抗生物質は処方された分だけ飲み切るように指導されます。

しかし、激しい腹痛、血が混じる、脱水症状を起こすなどの症状が現れた場合はすぐに医師・薬剤師に相談しましょう。

自分勝手に服用を中止・継続するなどの判断をすると危険です。 きちんと医師・薬剤師に相談し、指示を仰ぎましょう。

 

下痢への対処法

整腸剤を服用する

抗生物質が処方された際に、一緒に整腸剤を処方されることが多いです。

抗生物質で荒らされた腸内細菌を整腸剤で補います。

抗生物質はOTC(市販薬)で販売されていませんが、整腸剤はOTCでも販売されています。

抗生物質と一緒に整腸剤を処方されなかった場合や、出された整腸剤ではあまり効果がなかった場合にOTCを併用しても特に問題ありません。

しかし、現在飲んでいる薬との併用が悪い場合もあるのでOTCを使う際は必ず薬剤師に相談しましょう。

 

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経口補水液を飲む

下痢で一番怖いのは脱水を起こすことです。

脱水を防ぐためにも経口補水液を飲みましょう。

手元になければスポーツドリンクや水でも構いませんが、経口補水液が一番効果的です。

一番有名なのは「OS-1」だと思います。

Mr.Tも調子が悪いときはよく飲みます。

OS-1は健康な時に飲むと美味しくないのですが、脱水などで水分が足りていない時に飲むと美味しく感じます。

自分の調子を確かめる意味でも飲む頻度は多いです。

具合が悪くなってからでは遅いので、家にストックしておくのがオススメです。

OS-1

下痢止めを使う

下痢止めを使うことは一般的ではありませんが、どうしてもというときは下痢止めを使ってもかまいません。

OTCでも下痢止めは販売されています。

今回下痢止めを使う理由は治療を優先したいからです。

何でもかんでも下痢止めを使うのは非常にまずいときがあります。

一番は食あたりです。

食あたりで下痢をした際は、体の中の悪いものを外に出そうとして下痢を起こします。

それを止めてしまうとなかなか体の外に出ず、症状が改善しません。

このようなときは絶対に下痢止めは使ってはいけません。

自分が何の症状で抗生物質を飲んでいるかしっかり理解・相談した上で下痢止めを使いましょう。

また、下痢止めにも様々な成分が含まれているので併用薬にも注意しましょう。

オススメの成分は「ロペラミド」が含まれている商品です。

トメダインコーワ錠

まとめ


  • 下痢が出ても基本的には服用は中止しない
  • 激しい腹痛、血が混じる、脱水症状を起こすなどの症状が現れた場合はすぐに医師・薬剤師に相談する 
  • 整腸剤、経口補水液、下痢止め(ロペラミド)を利用する

 

基本的には抗生物質はすべて飲み切ってほしいのが医師や薬剤師の本音ですが、あまりにも下痢がひどい時、明らかにおかしいと思う副作用が出た場合は無理に飲まずにすぐに相談しましょう。

一番まずいのが自分で判断してしまうこと。

勝手に下痢止めを使って治療が遅れてしまう、悪化してしまうという事例もあります。

副作用は原因がわからないものがほとんどです。

医師も薬剤師も何が起こっていて、何が原因なのかわからないことが多いです。

そのような状態の時に自分で判断するのはとても危険ですので、すぐに相談するようにしましょう。

 

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参考文献: 薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 [児島悠史]

5

この本の対象者

・薬剤師
・服薬指導をレベルアップしたい人
・薬の使い分けを知りたい人
・同種同効薬の違いを知りたい人

調剤業務に携わる人には必携の参考書です。

非常にわかりやすく説明されており、服薬指導時によく聞かれる質問が満載です。

薬の使い分けに関しては患者さんからよく聞かれるので、この本に書かれている知識ぐらいは最低限欲しいところです。

文章が平易で、イラストや図も多いので新人や調剤初心者、ブランクがある人にもオススメです。

非常にわかりやすく解説されていますが、ボリュームが多いので興味があるところから読んでいきましょう。

Mr.Tが自信を持ってオススメできる一冊です。

 

POINT

・服薬指導時によく聞かれる質問をわかりやすく説明
・同種同効薬の使い分けを説明
・現場ですぐに使える内容が満載
・参考文献もしっかりと掲載

 

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