医薬品

ボナロン経口ゼリーの飲み方に注意! メリットや薬価について徹底解説

2021/4/19(月)

 

ボナロン経口ゼリーって錠剤と何が違うの?

錠剤より飲みやすいって本当?

 

今回はこのようなお悩みを解決します。

 

Mr.T

ボナロン経口ゼリーはその名の通り、ゼリーなので錠剤より飲みやすいよ。

でも噛んだり溶かしたりしてはいけないなど、注意点が多い薬なんだ。

 

ボナロン経口ゼリーが処方されることは少ないのではないでしょうか?

Mr.Tは3人しか出したことがありません。

 

ボナロン錠は誰しもが知っていると思いますが、ボナロンにも経口ゼリーがあります。

錠剤を飲みこみにくい人に出されることが多いです。

ゼリーなのでスルッと飲み込めるのですが、飲み方に少し癖がある薬でもあります。

 

今回はボナロン経口ゼリーについて説明していきます。

 

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ボナロン経口ゼリーの用法・用量

通常、成人にはアレンドロン酸として35mgを1週間に1回、朝起床時に水約180mLとともに経口投与する。

なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

引用:ボナロン経口ゼリー35mg添付文書

 

1週間に1回服用です。

飲み方は錠剤と一緒ですね。

 

服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

 

この注意事項も錠剤と一緒です。

用法・用量に関しては錠剤とまったく一緒なのです。

 

ボナロン経口ゼリーの規格は1種類しかないので注意しましょう。

 

ボナロン経口ゼリーを服用する際の注意点

口腔咽頭部に潰瘍を生じる可能性があるため、本剤を噛んだり又は口中で溶かしたりしないこと。

もし噛んでしまった場合はゼリー片が口腔内に残るのを防ぐため、本剤を水で飲んだ後、さらに口腔内をすすぐこと。

引用:ボナロン経口ゼリー35mg添付文書

 

噛んだり、溶かしたらダメ

ゼリーなのに噛んだり、口の中で溶かしてはいけません。

顎骨壊死を防ぐためですね。

噛んだり、溶かしてしまうと口の中に残ってしまい、そこから顎骨壊死に繋がる可能性が高くなるため、そのままの状態で飲みこむように指導しなければなりません。

 

初めて飲む人は、少しゼリーが大きい印象があるので噛んでしまいがちです。

錠剤が飲みにくいため経口ゼリーに変更する患者さんが多く、違和感なくスルッと飲むことに抵抗がある場合もあるのでしっかりと説明しましょう。

 

飲み忘れたときの対処法

もし飲み忘れてしまったら、錠剤と同じ対処の仕方で問題ありません。

 

1週間に1回飲む薬なので、思い出した時にすぐに服用してください。

思い出した時点ですでに何か飲食をしてしまった場合は次の日に服用してください。

その後はあらかじめ決めておいた日に飲むようにしてください。

 

ボナロン経口ゼリーの飲み方

  1. ゼリー部分と空気部分に分かれているので、空気部分をゆっくりと押し出す
  2. コップ*1杯の水(約180cc)で、噛まずに飲み込む
  3. 口の中で噛んだり、舐めたり、溶かしたりしてはダメ

*必ず水で飲むこと。硬水はダメ。 他の容器に移し替える、ゼリーを潰す、他の飲食物に混ぜるなどの行為も禁止

 

口の中が乾燥している場合は、水で少し口の中を湿らせてから服用すること。

起床時に飲むことや、飲んでから少なくても30分間は横にならないなどの注意事項はボナロン錠と同じです。

 

ボナロン経口ゼリーの薬価

R3.4現在

値段

ボナロン経口ゼリー35mg:882.40
ボナロン錠35mg:427.40

 

えっ?高い!!

同じ規格なのにこんなに違うの?

 

効果は同じなのに値段が2倍近く違います。

これを知って変えたいという患者さんがいるのかどうか…

 

ボナロン経口ゼリーのメリット

ココがおすすめ

  • 錠剤より飲みこみやすい
  • 高齢者など、口の中が乾燥している人に適している(錠剤だとくっついてしまうため)

 

骨粗鬆症の薬の服用を開始する患者さんで、いきなりボナロン経口ゼリーから飲み始める人はMr.Tは見たことがありません。

大抵、錠剤が飲み込めない、口の中に錠剤がくっついて飲みにくいなどの錠剤の服用に難がある人が経口ゼリーに変更する場合が多いです。

 

以上のようにゼリーの方が飲み込みやすく、口の中にくっつきにくいなどのメリットがあるため、錠剤を飲むのが大変という人にはおすすめする価値はあるでしょう。

 

ボナロン経口ゼリーのデメリット

ココがダメ

  • ゼリーなのに噛んだり溶かしたらダメ
  • 薬価が高い
  • 規格が1種類しかない

 

上記でも説明しましたが、噛んだり溶かしたりするのはNGなのと、薬価が高いことがデメリットです。

また、35mgの1種類しか規格がありません。

 

特に錠剤の服用で困っていなければ患者さんにおすすめする必要はないでしょう。

 

まとめ

高齢者だと錠剤が飲みにくい人が多いので、ゼリーは有用です。

値段との相談にもなりますが…

 

また、高齢者だと唾液腺の機能が低下しているため、口の中が乾いている状態が多いです。

特に起床時は顕著です。

ゼリーが口の中にくっついてしまうと副作用がでる可能性が高くなるので、水で少し口の中を湿らせてからゼリーを服用する方が安心です。

錠剤が飲みづらい…という患者にぜひ提案してみてはどうでしょう?

 

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Mr.T

以下の記事もご覧ください。

 

参考文献:ボナロン経口ゼリー35mg添付文書

 

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