雑談

薬学部ってどんな所? Mr.Tのキャンパスライフについてのお話

2021/2/09(火)

 

こんにちは。Mr.Tです。
今回はMr.Tのキャンパスライフについてのお話です。

 

薬学部のキャンパスライフ。

薬学部に興味があるけど、実際に何をしているか知りたい…

という人は多いのではないでしょうか?

服薬指導をしていて、子供さんがいる親御さんから薬学部について質問を受けることが多いです。

今回は、薬学部はどのような所なのか?具体的に何をしているのかを学年別にお話したいと思います。

Mr.Tの学生時代はかなり前なので所々記憶が曖昧な所もありますが、ポイントとなる点は抑えているので、本当に詳しく知りたい場合は先輩や実際にオープンキャンパスなどに参加し、生の声を聞くのが一番だと思います。

大学によってカリキュラムも違いますし、偏見も入ってきますので。

あくまでも参考程度で読み流してもらって結構です。

薬学部とは何を学ぶところ?

薬学は、薬をはじめとする化学物質を人間の健康や病気治療とのかかわりから研究する学問です。

大学の薬学部・薬学科では、薬剤師など薬とその関連分野のスペシャリストを育成することを大きな使命としています。

薬学部ではどんなことを学ぶの?

学科には、薬剤師を育成する6年制と薬学研究を行う4年制があります。どちらのカリキュラムも、大きくは有機化学や薬科学、分析化学などの基礎薬学と、製薬学、医療薬学、衛生薬学などの応用薬学の2つに分かれます。

6年制では、1年次で教養科目や基礎科目を中心に学び、2~4年次にかけては、薬剤師として必要な医学の基礎知識と専門科目を学びます。病院や薬局での調剤や製薬会社での製剤の基礎技術、患者を相手にした服薬指導などの実習も多くの時間をかけます。

4年次には医学科と同様の共用試験が行われます。合格すると5年次に病院や薬局での長期にわたる実務実習を受け、チーム医療や患者対応に欠かせないコミュニケーション力など実践力に磨きをかけます。6年次は卒業研究を進め、薬剤師国家試験の合格を目指します。

4年制は、生命科学や創薬科学など薬の研究に重点を置いたカリキュラムとなっています。

薬学部卒業後の進路は?

薬剤師の資格を取得して卒業すると、多くの人は薬局・薬店の薬剤師や病院薬剤師として薬の処方・指導にあたります。また、製薬会社で新薬の研究・開発に取り組むほか、化学・食品・衛生関連の企業などで新製品の開発にかかわる研究者・技術者として活躍することもできます。

4年制では、薬剤師国家試験受験資格は得られませんが、卒業後の進路は製薬会社や大学におけるバイオベンチャー、医療行政の専門スタッフ、医師や薬剤師に医業医薬情報を提供する製薬会社担当者(MR)など、多岐にわたっています。また、大学院に進み規定の実務実習を受けると薬剤師国家試験の受験資格を得ることもできます。

引用:薬学部ってどんなとこ?薬学部の基本情報・特徴・就職などについて

とても分かりやすく記載されていたので、引用させていただきました。

引用部分冒頭にあるように、

「薬剤師など薬とその関連分野のスペシャリストを育成する」

ことが薬学部の目的です。

「じゃあ、薬のことだけ勉強すればいいのね。」

と思う人も多いと思います。

Mr.Tもそうでした。

しかし、薬のことを理解するには人体の構造から物理、数学、保健衛生などなど…たくさんのことを勉強しなければなりません。

ちなみに、薬剤師国家試験の科目は以下の項目があります。


  • 物理・化学・生物 
  • 衛生
  • 薬理
  • 薬剤
  • 病態・薬物治療
  • 法規・制度・倫理
  • 実務

 

薬のこと以外もたくさん勉強しなければいけないことがわかりますね。

留年する人もたくさんいます。

簡単には薬剤師にはなりませんし、進級もできません。

以下、学年ごとにポイントを押さえて説明していきたいと思います。

 

入学前

入学式の前にオリエンテーションがあります。

この時にはもう、ある程度のグループができてしまっています。

現在ではSNSの普及により、Mr.Tの時代よりさらにグループが固まってしまっている可能性が高いです。

すでにできあがっているグループに入るのは難しいですよ…

はっきり言いますが、ぼっちでは絶対にストレートで進級はできません。

 

1年生

教養科目・基礎科目がメイン

まだまだ薬の勉強は早い。

数学や物理、化学、生物などの基礎科目がメインとなります。

詳しく薬を学ぶための助走段階です。

はっきり言ってつまらないです。

しかし、ここを耐えないと次のステップに進めません。

選択科目として健康スポーツや美術、法学などもあります。

実習

後期からは実習が始まります。

実習としてはまだまだ基本的な実験ばかりですが、実験が好きな人、白衣が着たい人にはたまらないでしょう。

解剖や滴定などの基礎的なものが多いです。

文化祭のスタッフとして参加

スタッフとして文化祭の準備をすることもあります。

2年生が実行委員として仕切り、1年生が準備をする。

色々な人と交流することができます。

 

2年生

医学の基礎知識・専門科目がメイン

まだまだ知識が浅いので、1年生の時に学んだ科目の+αといった感じですが、難易度は上がってきます。

また、専門科目も入ってくるので、ここからやっと薬学部に入ったんだと感じることができます。

実習

実習ももちろんあります。

少しずつ基礎的なことから「薬」に関する実験が増えてきます。

実際に化合物を作ってみたりという実験も加わってきます。

文化祭の実行委員

文化祭の実行委員を務めることもできます。

 

Mr.Tは興味がなく、1年生の時にあまりいい思いをしなかったので、文化祭はあまり好きではありませんでした…

 

 

3年生

専門科目メイン

 

「あー、薬学部なんだな。」

 

 

と、嫌というほど感じます。

ここから本格的に薬について学び始めます。

何に効く薬なのか、どのようにして体内にアプローチしていくのかなど。

薬以外にも衛生や薬事法規などの講義も学びます。

これらの科目は4年生の試験であるCBT、最終目標である薬剤師国家試験にも必須の科目です。

実習

2年生と同じく、実習は継続です。

やる内容は、難易度がアップしますが、実際に錠剤を作ってみたりなどの面白い実習も増えてきます。

研究室探し

4年生から研究室に配属されます。

希望する研究室に入れるとは限りません。

Mr.Tの大学では成績順に研究室を選択できました。

 

Mr.Tはあまり成績がよくなかったのでピンチ…

 

 

しかし、そんな人でもAO入試みたいな制度があるので研究室に足を運び、教授に名前と顔を覚えてもらい、面接だけで研究室が決まるという制度もあります。

Mr.Tはその制度で無事に研究室配属が決まりました。

この時に、「一生懸命勉強しておけば研究室が選び放題だったのに…」と後悔しました。

ちなみに研究室の中でも研究コース国家試験対策コースに分かれます。

研究コースは研究がメインです。

卒論発表は自分が研究したことを発表します。

国家試験対策コースでは研究はしません。

主に国家試験のための講義がメインとなります。

卒論発表は論文を検索したり、教授からの課題をこなして発表します。

 

4年生

研究室配属が決定

研修室の配属が決まります。

専門科目メイン

専門科目がメインですが、4年生から5年生へ進級するためのCBTの試験対策が始まります。

CBTとは、(Computer-Based Testing)の略で、主に知識を評価する試験です。

パソコンを使って試験をします。

合格率は99%なので、ほとんど落ちません。

しかし、ちゃんと勉強しないと落ちます。

今まで進級できたのだから、普通に勉強していれば落ちることはないです。

問題の難易度もそこまで高くはありません。

実習

4年生から5年生へ進級するためのOSCEという実技試験対策が始まります。

OSCEとは、(Objective Structured Clinical Examination)の略で、主に技能・態度を評価する試験です。

この試験もほぼ落ちません。

水剤、散剤、監査、注射の混合、服薬指導などの薬剤師が実際に行う実技を試験します。

実技試験なので学んだことがそのまま試験として出ます。

普段の力を発揮すれば落ちることはないのですが、本番に弱い人、極度に緊張する人は力を発揮できずに落ちてしまう人もいます。

 

Mr.Tの学年でも筆記試験10位の人がOSCEで落ちました…

 

 

再試験では受かったようですが。

 

5年生

実務実習

病院と薬局を約3カ月ずつ体験します。

現場に出ていくので、薬剤師がどのように働いているのかを体験することができます。

嫌でも薬局と病院のどちらにも行かなければいけません。

Mr.Tは、最初は薬局実習でした。

ここで知識を詰め込み、薬局もレベルが高いところだったので物凄く為になりました。

しかし、病院実習は最悪でした。

パワハラするクズ薬剤師もいましたし、病院、薬剤師自体のレベルが低かったのであまり自身のプラスにはなりませんでした。

こういう、社会もあるんだなと経験したことはプラスにはなっていると思いますが。

はっきり言って、3カ月しっかり勉強すればここにいる薬剤師に負けることはないなと本気で思ってしまうレベルでした。

実習がない期間は、研究コースは研究、国家試験対策コースは座学になります。

国家試験対策コースは座学、テストの連続です。

専門科目

研究コース、国家試験対策コースともに共通の座学もあります。

自身で選択する科目もあれば、必修の科目もありますが、基本的には今まで学んできたことの応用、実践です。

 

6年生

卒論発表

研究室によって時期は違いますが、卒論発表があります。

自身が研究してきたことを発表し、卒業論文にまとめます。

演習

卒業試験、国家試験対策です。

各科目ごとに座学、試験を繰り返し、単位を取得しないと卒業試験を受けることができません。

卒論発表が終わったと同時に始まります。

卒論発表が早いところはその分、勉強を早く始めることができますが、Mr.Tの研究室は一番最後だったので勉強をスタートするのが一番遅かったです。

10月から勉強をスタートしたので、国家試験まで勉強した期間は約5カ月ということになります。

国家試験対策コースは5年生から勉強を始めているので、約2年勉強していることになります。

勉強時間が長ければ受かるというものではないことを証明できました。

その代わり勉強する期間が短かったので、かなりギリギリで試験をパスしてきましたし、何度も死ぬかもと思いましたが…

卒業試験

国家試験と同じ形式で卒業試験があります。

卒業試験に受からないと国家試験を受けることができません。

落ちると再度次の年に受けなければなりません。

留年です。

薬剤師国家試験

最後の試験です。

難易度はCBTの比ではありません。

6年生まで進級してきて、卒業試験をパスしたのだから、あとは自信をもって受けるだけです。

受かれば晴れて薬剤師になることができます。

 

Mr.Tの薬剤師国家試験体験記の記事はこちらから

卒業
【薬剤師国家試験】記念すべき第100回! Mr.Tの薬剤師国家試験体験記

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イベント


  • 体育祭
  • 学生大会
  • 文化祭
  • マラソン大会
  • 歓迎会
  • 追い出しコンパ
  • 部活、サークルの活動 
  • 学会での発表
  • インターン

 

など、たくさんのイベントがあります。

夏季、冬季、春休みも長期間あるので、長期の旅行にも行くことができます。

どのように時間を使うかはあなた次第です。

また、薬学部は他の学部と違い、カリキュラムや時間割が決められているので時間の融通が利きません。

午前は座学、午後は実習というのが基本的なスタイルです。

バイトをしている人もたくさんいましたが、他の学部に比べるとあまり稼げていない印象があります。

長期休暇の時にまとめてバイトをしている人が多かったですね。

 

まとめ

簡単ではありますが、学年ごとにポイントを押さえて説明してきました。

卒業してから年数が経っているので、現在とは異なる点もあると思います。

冒頭でも言いましたが、はっきり言って、ぼっちでは絶対にストレートで進級はできません。

コミュニケーションを取れない人はまず薬剤師には向いていませんし、社会にも適応できません。

また、ぼっちだと情報の共有ができないので、過去問を手に入れたり、有益な情報を得ることができません。

「過去問は悪だ!僕は過去問を使わない!」

といった頑固者は留年します。

薬学部の試験は範囲が膨大です。

教科書の1ページ目から読むような勉強法ではいくら時間があっても足りません。

正直に言ってしまうと、過去問だけやれば何とか受かります。

国家試験でも65%以上取れば合格なのです。

80%や90%はいりません。

どれだけ効率的に勉強するかがカギになってきます。

時間があれば教科書を読み、ノートを参考にし、自分なりにまとめたりすれば高得点を取ることができるでしょう。

それはあなたにお任せします。

 

Mr.Tは過去問しか勉強しませんでした。

 

 

再試験になったことはありますが、それでも単位を落としたことはありませんし、留年せずにストレートで進級、国家試験も受かりました。

結局、やらなければいけない時にいかに効率的に、必死にやるかだと思います。

何か質問があればできる限り答えていきますので、コメントやお問い合わせから連絡をいただければと思います。

薬学部に興味がある人、薬剤師になりたい人に少しでも参考になったら幸いです。

 

薬学部についての面白いマンガもありますのであわせてご参照ください

【薬学女子】 薬剤師・薬学部に興味がある人たちにおすすめ!マンガ 「薬学女子」のレビュー 
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