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点耳薬の併用はどうすればいい? 点耳薬の使う順番や間隔などの使い方について徹底解説

2020/12/26(土)

 

こんにちは。Mr.Tです。
今回は点耳薬の使い方についてです。

 

点耳薬の使い方。

 

Rp.1
タリビット耳科用液0.3% 5mL
1日2回

Rp.2 リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1% 5mL
1日2回

 

このような処方が来たら、みなさんはどのような指導をするでしょうか?

「目薬が複数出ている場合は5分間点眼間隔をあけるように指導するので、点耳薬も間隔をあけるのでは?」
「抗生剤とステロイドの順番はどうなのか?」

などの疑問が浮かんでくる薬剤師が多いのではないでしょうか?

今回は点耳薬が複数処方された場合の指導方法を解説していきます。

 

使う順番・間隔は?

点耳の場合、点眼とは異なり耳の許容量が多いので、順番や間隔は気にしなくてかまいません。

点眼だと目に入る薬の量が少ないため漏れてしまいますが、耳は漏れることはありません。

耳浴(下記で詳細説明)の場合も10分間そのまま横になり、その間に薬が浸透するので間隔をあける必要はありません。

また、配合変化も特に認められていません。

以上より、特別な指示がない限りは間隔はをあけずに同時に点耳するのが一般的な指導方法です。

目薬の正しい使い方」についての記事はこちらから

目薬は1本で何日分もつ? 目薬の正しい使い方と期間について徹底解説
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点耳薬の使い方のポイント

点耳と耳浴の違い

点耳:薬を耳に滴下し、2~3分程度姿勢を保つ
耳浴:少し多めに薬を耳に滴下し、10分間程度姿勢を保つ

時間の違いです。

耳浴の際は多めに滴下しましょう。

点耳薬の正しい使い方


  1. 手を洗う。
  2. 手のひらで薬の容器を握り、体温程度になるように温める(冷たいとめまいをおこすため)。
  3. 点耳する方の耳を上側にして横向きに寝る。
  4. 耳たぶを軽く後ろに引っ張り、指示された回数を滴下する(一般的には6~10適程度。ステロイドは除く)。
    この時、容器の先端が耳に触れないように注意。
  5. 点耳後、薬が耳の中に広がるように、指示された時間(通常2~3分間程度)そのままの姿勢を保つ。
  6. 清潔なティッシュ等を耳にあてて起き上がり、耳の外へあふれ出た薬をふき取る。

*薬を入れた後に耳たぶを引っ張ったままゆするようにすると、薬が奥までいき渡りやすくなる。
*点耳する際に唾を飲み込むようにすると、耳の中に薬が広がるようになる。

 

まとめ


  • 点耳薬を併用する際は順番・間隔は気にしなくてよい 
  • 複数処方された場合は、間隔は気にせずに同時に点耳する 
  • 医師から指示された回数、滴下量をしっかりと守る

 

目薬と違い、使う順番や間隔は気にしなくてもいいのがメリットですね。

しかし、滴下した後、点耳では2~3分耳浴では10分間程度姿勢を保たなければならないのがデメリットです。

点耳薬を使う頻度は目薬と比べるとそこまで多くないと思います。

たまに点耳薬の処方が来た時に焦らないように日頃から準備しておきましょう。

 

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