医薬品

コンタクトしたまま目薬をさしてもいい? コンタクトレンズと目薬の関係について徹底解説

2020/11/07(土)

 

 

こんにちは。Mr.Tです。
今回はコンタクトレンズと目薬の関係についてです。

 

コンタクトレンズと目薬。

「コンタクトをしたまま目薬をさしたい!」
「いちいちコンタクトを外すのは面倒!」

調剤でもOTC(市販薬)でもよく言われる相談です。

気持ちはわかるのですが、基本的にはコンタクトレンズの上から目薬をさすのはオススメできません。

しかし、薬の成分やコンタクトレンズの種類によってはOKなものもあります。

今回はコンタクトと目薬の関係について解説していきたいと思います。

コンタクトの種類

コンタクトにも種類があるので、種類別に解説していきます。

ハードコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズは基本的に装着したまま点眼OKです。

コンタクトの上から点眼しても、ハードの場合はそれほど影響がないからです。

ただし、いつもと何か違う、おかしいと思ったらすぐに外しましょう。

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズは基本的に点眼してはいけません。

ソフトで1dayであれば1日で捨ててしまうので大丈夫な場合が多いですが、オススメはしません。

2weekや1monthは絶対ダメ。

目薬の中には期限を長くするために防腐剤が含まれています。

その防腐剤の「ベンザルコニウム」という成分がコンタクトに吸着される性質があります。

吸着されたコンタクトを使い続けると角膜炎の原因になることがあるので注意しましょう。

カラーコンタクトレンズ

カラーコンタクトレンズも基本的に点眼してはいけません。

ソフトと同じ理由ですが、カラコンの場合は目薬に含まれている「ホウ酸」という成分が、カラコンの成分である「ポリビニルアルコール」を変性する可能性があることが指摘されているためです。

変性とは性質が変わることです。
性質が変わったカラコンを使い続けると、様々な目の疾患を起こす可能性があるので絶対に使用しないようにしましょう。

 

コンタクトをしたまま点眼OKの医薬品

上記で説明した通り、基本的にハード以外はコンタクトを装着したまま点眼しないほうがいいとのことでした。

しかし、最近ではハード以外でもコンタクトをしたまま点眼OKの医薬品が増えてきています。

上記で説明したベンザルコニウムホウ酸が入っていない商品が販売されているからです。

大抵、そのような商品には「コンタクトの上からOK」と書かれているものが多いです。

医療用医薬品


  • アレジオン点眼液0.05% 
  • アレジオンLX点眼液0.1% 
  • ジクアス3%
  • ヒアレイン(先発)
  • ムコスタUD2%
  • 「日点」のPF点眼液 

PFとはPreservative Free(防腐剤フリー)の頭文字から命名されています。
防腐剤フリーのため、コンタクトレンズをしたまま点眼OKです。

上記の医薬品は防腐剤が含まれていないため、コンタクトの種類に関わらず装着したまま点眼してOKです。

アレジオンとアレジオンLXの違いについてはこちらから

【アレジオン点眼液の違い】アレジオンとアレジオンLXの違いについて徹底解説
【アレジオン点眼液の違い】アレジオンとアレジオンLXの違いについて徹底解説

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まとめ


  • ハードは装着したまま点眼してOK
  • ソフト・カラコンは場合によってはOKだが、基本的には外して点眼した方がいい 
  • 防腐剤が入っていない医薬品はソフト・カラコンでも装着したまま点眼してOK
  • 防腐剤フリーの点眼薬が増えてきている
  • 何かおかしいと思ったらすぐに相談を

コンタクトの種類、添加物の有無によって違ってくるのですね。

判断するのも一苦労…

調べてもわからない場合は点眼しない方がいいでしょう。

上記で挙げた、コンタクトを装着したまま点眼してOKの医薬品以外で何かあれば教えてください。 

 

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以下の記事もご覧ください。

 

参考文献:

  1. 日本点眼薬研究所
  2. OTC医薬品の比較と使い分け 羊土社

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この本の対象者

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