医薬品

【うがい薬の違い】うがい薬と言えばイソジン? ポビドンヨードとアズノールの違いについて徹底解説

2021/1/05(火)

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Mr.T

こんにちは。Mr.Tです。
今回はうがい薬の違いについてです。

 

うがい薬の違い。

 

うがい薬として有名なイソジン

傷の消毒などでも使われます。

うがい薬としてイソジンの目的をしっかりと理解していればいいのですが、

 

「うがい薬と言えばイソジン!」

 

という固定観念を持っている人が多く、なんでもかんでもイソジンを使う人が多い印象があります。

 

うがい薬はイソジン以外にもアズノールがあります。

これら2つのうがい薬は、同じうがい薬でも用途が全く異なります。

 

具体的に何がどう違うのでしょうか?

 

今回はうがい薬の違いについて説明していきたいと思います。

 

うがい薬の種類

イソジン

一般名:ポビドンヨード

 

消毒や感染予防を目的として使われます。

イソジンは細菌に対する殺菌効果やウイルスに対する不活化効果があり、喉が荒れているなど普段よりも細菌・ウイルスに感染しやすくなっている状況で使われます。

また、口や喉に付着した異物・微粒子を洗い流し、除去する目的でも使用されます。

すでに痛みや炎症が起こっているときに使っても、痛みをとったり炎症を抑える作用はありません。

あくまで消毒や感染を予防するものだと思った方がいいでしょう。

 

アズノール

一般名:アズレン

 

炎症を抑えたり、傷の治癒を促すために使われます。

口内炎や咽頭炎など、口や喉の粘膜に炎症・傷ができているときに使います。

かぜをひいてOTCを買いに来たときは、すでに炎症が起きている場合が多いのでアズノールを選択する方がベターです。

アズノールはイソジンと比較してどちらかというと治療薬に近いです。

 

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うがいの方法の違い

イソジン

まず口をすすぎ、口の中の細菌・ウイルスを消毒します。

そのあとで喉の奥でガラガラうがいをしてください。

時間は30秒以上が目安です。

 

アズノール

炎症や傷のある部分に薬が接触するようにうがいをします。

喉の奥が腫れているのであれば喉の奥でガラガラ、口内炎ができている場合は口をすすぐようなうがいをしましょう。

 

日常的なうがいに薬は不要

うがいは水道水であっても正しい方法で行えば薬は必要ありません。

正しいうがいとは、1回15秒以上を連続3回、これを最低でも1日に3回行う方法です。

 

OTC

イソジン

 

アズノール

 

どちらもOTCで購入することができます。

イソジンポビドンヨード
アズノールアズレン

という成分が入っているものを選びましょう。

 

まとめ

ココがポイント

  • イソジンは消毒・殺菌
  • アズノールは炎症を抑える
  • うがいの方法が異なる
  • どちらもOTCで販売されている

 

感染予防のためにイソジンを使うのは問題ないのですが、イソジン過剰に使ってしまうとヨウ素が体内に蓄積されてしまい、ヨウ素の過剰摂取の危険があります。

 

特に妊婦さんは注意しましょう。

 

普段の感染予防であれば水うがいでも十分に効果が出ることが証明されています。

何事もやりすぎはいけません。

うがい薬を買う時は自分が現在どのような状態で、どのような症状なのかをしっかりと相談した上で購入しましょう。

 

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参考文献: 薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 [児島悠史]

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