【薬の飲み方】「食間」っていつ飲むの? 薬を飲むタイミングについて徹底解説

2021/8/08(日)

 
こんにちは。Mr.Tです。
今回は、薬を飲むタイミングについてのお話です

薬を飲むタイミングには様々なパターンがあります。

「食後」や「食前」は何となくニュアンスがわかりますが、「食間」となるとわからない人が多いと思います。

実際には「食後」や「食前」にも時間の目安があります。

今回は薬を飲む正しいタイミングについて解説していきたいと思います。 代表的な飲み方は以下の10パターンです。  


  • 食前:食事の30分前
  • 食直前:食事をする直前
  • 食後:食事の後30分以内
  • 食直後:食事を終えてすぐ
  • 食間:食事を終えた2時間後
  • 起床時:起きてすぐ
  • 就寝前:就寝する30分前
  • 頓服:痛みや発熱などの症状が出たとき
  • 空腹時:胃の中に食べ物が入っていない時
  • 〇時間毎:決められた時間毎に飲む(6時間毎、8時間毎など) 

 

食前

食事をする約30分前に飲みます。 胃の中に食べ物が入ってない状態です。

空腹時に近い飲み方でもあります。

例)

  • 食後の血糖値上昇を抑えるための薬 
  • 胃の働きをよくする薬
  • 吐き気止め
  • 食欲を増進させる薬
  • 漢方
  • 空腹時の方が吸収や効果がよい薬

 

食直前

食事をする直前に飲みます。

「いただきます」をする直前に飲む感覚です。

食後の血糖値上昇を抑えるグルコバイ、ベイスンなどが該当します。

これらの薬は食後に飲んでも血糖値上昇を抑えるのが間に合わないため、食直前に飲みます。  

 

食後

食事を終えた後、30分以内に服用します。

食事を終えてから30分待つ必要はありません。

特に指示がなければ食後で飲むことが多く、処方せんでも一番多く出される飲み方です。

飲み忘れが一番少ない飲み方です。

例)

  • 消化薬
  • 胃を荒らしやすい薬
  • 食べ物がないと吸収されにくい薬 
  • 解熱鎮痛剤

 

 

食直後

食事を終えてすぐ飲みます。

「ごちそうさま」と同時に飲む感覚です。

食直後は胃の中に食べたものが一番多くある状態なので、胃腸障害を起こしやすい薬や胃に食べ物が多いときに吸収がよい薬などが該当します。

例)

  • ロトリガ
  • エパデール 

 

 

食間

食事の2時間後が目安です。

胃の中に食べ物が入っていない時ですが、次の食事まで時間が空いている点が食前との違いです。

食事と食事の間であり、食事の最中ではありません

例)

  • 漢方
  • 胃に食べ物がない時の方が吸収や効果がよい薬 
  • 胃潰瘍の薬

 

 

起床時

起きてすぐに飲みます。

消化管からの吸収が悪く、食事と同時に服用すると吸収が低下する薬が該当します。

例として骨粗鬆症の薬があります。 これらの薬は服用後30分は食事をしない、横にならないことに注意しましょう。

 

骨粗鬆症の薬、ボナロンについての記事はこちらから

 

 

就寝前

就寝する30分ぐらい前が目安です。

睡眠薬が多いですが、体質や薬によって効果が出始める時間が違い、ふらつきなどの副作用が出ることがあるので注意しましょう。

睡眠薬は寝る直前に飲むように指導することも多いのですが、横になる直前に飲んでしまうと薬が胃から腸へ流れにくく、副作用が出ることがあるのでオススメはしません。

寝る直前に飲むのであれば多めの水で飲むようにしましょう。

例)

  • 睡眠薬
  • 朝に効果が現れるような下剤
  • 胃潰瘍の薬(胃酸の分泌は寝ているときに多いため)
  • 喘息発作を予防する薬(明け方に発作が出やすいため)

 

空腹時

胃の中に食べ物が入っていない時に飲みます。

食前と同じような飲み方ですが、服用直後に食事がない点が違います。

食間や就寝前に飲むことを推奨されることもあります。

例)

  • 漢方
  • ビラノアなどの食事によって影響がある薬 

 

 

頓服

決められた時間に飲むのではなく、症状が出たときに飲みます。

例)

  • 解熱鎮痛剤
  • 喘息発作時の薬 

 

 

〇時間毎

決められた時間毎に飲みます(6時間毎、8時間毎など)。

抗生物質が出されるときに多い飲み方です。

できるだけ体内の血中濃度(体の中にある薬の量)を一定にするためにこのような飲み方があります。

しかし、なかなか決まった時間に飲むのは難しいので、1日3回だったら食後の3回、1日4回だったら食後の3回と寝る前に飲むことをおススメします。  

 

まとめ

代表的な10パターンの飲み方について解説しました。

あくまでも例であり、出された薬の飲み方を薬剤師と一緒によく確認しましょう。

説明された飲み方とネットなどで調べた飲み方が違うことも多々あります。

しかし、それは医師の意図もあるので自分勝手に判断せず、疑問点があればすぐに相談するようにしてください。

こんなにもたくさんの飲み方があるのは薬の性質によるものです。

決められたタイミングで飲まないと効果が増強、あるいは減弱したり、副作用が出ることがあります

薬の効果を最大限に発揮させるためにも決められた飲み方をしっかりと守るようにしましょう。

 

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Posted by Mr.T