薬局・薬剤師

処方箋枚数を増やす方法について徹底解説【調剤薬局・ドラッグストア】

2021/3/22(月)

※アフィリエイト広告を利用しています。

 

Mr.T

こんにちは。Mr.Tです。
今回は処方箋枚数を増やす方法についてです。

 

処方箋枚数。

 

薬局に勤めている人は全員気になる数字です。

処方箋枚数が増えれば増えるほど売上が上がり、薬局としてのレベルが上がります。

逆に忙しくなりますが…

 

管理薬剤師や中間管理職は数字で評価されるので、処方箋枚数が一番評価されやすいポイントだと思います。  

 

自慢になってしまいますが、Mr.Tは年単位で処方箋枚数が前年を割ったことがありません。

Mr.Tが管理薬剤師になった日から開局日数を減らされたり、近くのクリニックに門前薬局ができたりなどの様々な逆境がありましたが何とか乗り越えてきました。

月単位で見ると前年を割った月もありましたが、年単位でみるとすべて前年を上回る数字を残してきました。  

 

「処方箋枚数を増やす方法」

 

と、大々的にタイトルをつけましたが、全員の薬剤師、すべての薬局が当てはまるわけではありませんのでご理解を。  

一人薬剤師、複数薬剤師、立地、門前、面、様々な状況が考えられますが、Mr.Tはすべて「面」でしか管理薬剤師の経験がないので、「ドラッグストアの面」を前提に説明します。

門前でも当てはまる部分もあると思うのでぜひ読んでみてください。

 

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一人薬剤師、複数薬剤師共通  

ココがポイント

  1. 薬剤師としてのレベルを上げる
  2. オールマイティーにこなせるようにする
  3. 患者さんが何を求めているか?知識?スピード? 
  4. 「調剤やってるよ」とアピールする
  5. 在庫を多く持つ
  6. 家族の処方箋を引っ張ってくる
  7. 待ち時間を減らす
  8. 待合室の工夫
  9. 近隣の病院に挨拶に行く
  10. 現金以外の支払いにも対応する

 

薬剤師としてのレベルを上げる  

患者さんからの質問に答えられなければ信頼を得ることができません。

 

信頼を失うと二度と来てもらえません。

 

薬剤師としてのレベルを上げないと処方箋枚数UPにはつながりません。

薬の知識だけでなく、雑談のスキルや人を見抜く力も必要です。

 

薬剤師に勉強の終わりはありません。

生涯勉強です。

 

オールマイティーにこなせるようにする

苦手な分野はあると思いますが、自分がオールマイティーにこなせるようにしなければなりません。

一人薬剤師だと、「入力が苦手だ」とか「粉の計算が遅い」だとかは言ってられません。

複数薬剤師であれば他の薬剤師の短所を自分が補わなければなりません。

苦手な分野も人並みのレベルまでは引き上げましょう。

 

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患者さんが何を求めているか?知識?スピード?  

薬のことを詳しく説明してほしい人もいれば、説明はいらないからとにかく早く済ませたい人もいます。

調剤していると患者さんの態度で何となくどちらを求めているかがわかってきます。

早く済ませてほしい人は素っ気ない態度を取ったりすることも多いですが、同じ1枚です。

 

「薬歴そんなにかかなくていいからラッキー」

 

と思って開き直りましょう(笑) 

 

「調剤やってるよ」とアピールする  

ドラッグストアで調剤をやっていることを知らない人はいまだに多いです。

 

「調剤やってるよアピール」をしましょう。

 

様々な方法があります。

 

例えばチラシにデカデカと「処方箋受け付けます!」と載せるとか。

個人の力では無理かもしれませんが…

店の前にのぼりを立てるのも効果的です。

店に入らない人でも外から

 

「処方箋を受け付けてるんだ」

 

と印象付けることができます。

 

店の中でも雑貨や食品など、薬とは関係のないところにも「処方箋受け付けます」のPOPを貼っておくのも効果的です。

やりすぎるとうるさくなるので注意しましょう。  

 

とにかく知ってもらうということが一番です。

処方箋を普段貰わない人でも、たまに病院に行って処方箋を貰った時に

 

「あっ、確かあそこのお店で処方箋受け付けますって書いてたな」

 

と印象付けることができます。 

 

在庫を多く持つ

せっかく薬局に来てもらったのに在庫がないと患者さんはがっかりします。

薬剤師からすると

 

「在庫を多く持つのは大変」

「そんな薬うちにあるわけないじゃん」

 

と思うのは当然です。

Mr.Tも在庫が無かったときはそう思います。

しかし、患者さんは薬局にはすべての薬があると思ってやってきます。

逆に「薬局なのに何で薬がないんだよ!」と思ってしまいます。

 

そうすると信頼を失い、二度と来てくれなくなってしまいます。

在庫が無かった場合は、取り寄せることができると伝えましょう。

 

面でやっていると、「家が近いから来てみた」という人が多いです。

継続の薬で残薬がある場合が結構あります。

 

大抵の薬であれば数日で手に入るので、患者さんの手持ちがなくなる前に用意できればOKです。

患者さんもわざわざ用意してくれたので次もここに来ようという気になってくれる人もいます。

 

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家族の処方箋を引っ張ってくる

来てくれた患者さん一人ではなく、家族の処方箋も受け付けることができるとお話してみましょう。

 

薬局は全国のどこの病院の処方箋でも受け付けることができますが、患者さんは意外とそのことを知りません。

門前薬局にしか行ってはいけないと思っている患者さんも多いのです。

その誤解を解いてあげて、家族の処方箋も持ってきてもらいましょう。

 

待ち時間を減らす

FAXやネット予約を利用して、待ち時間を減らせることをアピールしましょう。

薬局でネックになるのが待ち時間。

病院で長時間待たされて薬局ではもう待ちたくない、すぐに薬を貰って帰りたいという人が多いです。

 

「FAXやネット予約を利用すれば来局したときにすぐに薬をお渡しできますよ」

 

とアピールしましょう。

 

待合室の工夫

待っている間、患者さんは暇です。

 

患者さんが飽きないような待合室を作りましょう。

 

テレビを設置したり、本やパンフレット、店で売っている商品のサンプルを置いて、商品の紹介や使い心地などの体験をしてもらうなどの工夫をすることができます。

商品がよければ購入にもつながるので一石二鳥です。

 

くすり図鑑シリーズは個人的にオススメです。

病院や薬局の待合室に置いてあるところも多いです。

 

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近隣の病院に挨拶に行く

調剤をやっているということを病院にも認識してもらいます。

病院側の信頼が得られれば自分の薬局に紹介してもらえることが多いです。 

 

現金以外の支払いにも対応する

意外とこの施策は効果的です。

 

「クレジットカード使えますか?」

 

などとよく聞かれますし、

 

「カードが使えるからここに来た」

 

という人も多いです。

薬の量が多かったり、高額医薬品を使用している人はかなりの確率でクレジットカードを利用しています。

多額の現金を持つのは怖いですもんね。

 

最近はモバイル決済や電子マネーも増えています。

ポイントもつきますし、現金よりお得なので利用している人が多いです。

 

Mr.Tも現金は一切使いません。

ほとんどモバイル決済かクレジットカードです。

100円のジュースを買うのにも現金は使いません。 このような人間もいるのです。

 

 

一人薬剤師

  • 圧倒的なスピードを身につける

  • OTCから引っ張ってくる

 

圧倒的なスピードを身につける

一人薬剤師だと当然、すべてのことを一人でこなさなければなりません。

ゆっくりやっていると次々に患者さんが来てしまい、患者さんを待たせてしまうことになります。

 

圧倒的なスピードを身につければ、その分投薬に時間を割くことができます。

おしゃべりしたい患者さんには調剤を素早く終わらせ、投薬時に結構雑談をしていました。

雑談を目的に薬局に来る人もいるので。

 

混んできたら「この辺で今日は…」と言って切り上げます。

仲が良くなってきた患者さんであればこちらのことも理解してくれます。

 

OTCから引っ張ってくる  

「ドラッグストアで調剤をしている」ということを知らない人はいまだに多いです。

ドラッグストアにOTCを求めて来店する人が多いので、OTCの接客をしているときがチャンスです。

OTCの接客時は決まって他に薬を飲んでいるか聞くと思います。

 

「その薬、うちでも用意できますよ。」

「今行っている薬局での待ち時間は長くないですか?うちであればすぐに出せますよ」

 

など、OTCの接客時に面のメリットを話せばこちらに引っ張ってこれます。

Mr.Tが一人薬剤師の時によく使っていた手です。

 

OTCを買いに来る人は家が近いことが多いので、門前薬局から自分の面に引っ張ってくることは容易です。

 

複数薬剤師 

  • 薬局を支配する
  • 適材適所を見極める
  • 患者さんにあった薬剤師をあてる

 

薬局を支配する

自分が管理薬剤師で、他のスタッフに信頼されなければ自分が思った通りに薬局は回りません。

 

薬局を支配する必要があります。

 

時間は当然かかります。

すぐにはできません。

誤解してほしくないのですが、支配すると言っても自分が上に立って押さえつけるという意味ではありません。

圧倒的な実力差を見せつけ、

 

「コイツ、スゲエ」

 

と思わせる必要があります。

決してなめられてはいけません。

 

手っ取り早いのはスピードを見せつけることです。

 

ピッキング、入力、一包化など、他のスタッフより速く、正確に行うことができれば一目置かれます。

 

もちろん知識や人柄も必要です。

管理薬剤師でTOPだからといって高圧的な態度を取ったらもうそこで終わりです。

立場が上の人ほど謙虚にいかないと誰もついてこなくなります。

どんなに薬剤師としてのレベルが高くても、誰もついてこなければ管理者としては底辺です。 

 

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適材適所を見極める  

スタッフが何が得意で何が不得意なのかを見極めましょう。

 

例えば入力が苦手な薬剤師に入力をお願いするとそこで止まってしまいます。

散剤やシロップを作るのが遅い人に任せると、またそこで止まってしまいます。

 

長所と短所を見極め、他人の短所は自分が補えばいいのです。

自分より優れていることはどんどん任せましょう。   

 

患者さんにあった薬剤師をあてる

患者さんと薬剤師の相性というものがあります。

完全な偏見ですが、高齢男性患者さんは女性薬剤師、高齢女性患者さんには男性薬剤師にウケがいいです。

 

Mr.Tがもし患者さんだったら美人の若い女性に投薬してもらいたいです(笑)

 

また、詳しく説明してほしいのか、素早く済ませてほしいのかのタイプも見極めることができればスムーズに薬局を回すことができます。

何もしゃべらない、早く終わらせてくれっていう患者さんの方がMr.Tは得意です。

 

「この患者さんには○○さん(薬剤師)行ってください。」

 

と指示するのは非常にハードルが高いです。

スタッフから信頼してもらえなければ当然反発されます。

薬局間のコミュニケーションもとても重要になってきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

びっくりするような内容ではないですね。

当たり前のことを当たり前に書いただけです。

しかし、その当たり前のことができない人もいるのです。

 

新店でもない限り、自分が管理薬剤師になった時に薬局に継続で来ている患者さんはいるはずです。

その患者さんを離さなければ、処方箋枚数が前年を下回ることはないのです。

 

新患が全く来ない薬局なんてないでしょう。

 

当然、薬剤師と患者さんの相性が悪ければその患者さんは来なくなります。

 

Mr.Tが管理薬剤師として異動したある店舗では、前任者が若い女性だったのでオジサマ率が高かったのですが、自分が赴任してからはオジサマは減り、オバサマの割合が高くなりました。

そんなもんです。

 

管理薬剤師が変わって枚数が一時的に減るのは当たり前だと思い、先を見て戦略を立てて処方箋枚数を伸ばしていきましょう。

他にも何か処方箋枚数を増やす秘策があれば随時更新していきます。

「この方法使えるよ」って案がある方はぜひ教えてください。

 

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